壁紙を見ていたら、いつの間にか継ぎ目が開いている。
そんな経験はありませんか?
壁紙の継ぎ目が開く原因は、乾燥によるクロスの縮みや経年劣化、下地の状態などさまざまです。
軽いものであれば補修で直せることもありますが、何度直しても開いてしまう場合は、下地から確認した方がいいケースもあります。
この記事では、実際に内装工事をしている職人の立場から、壁紙の継ぎ目が開く原因や補修方法、貼り替えを考えた方がいい目安について紹介します。
壁紙の継ぎ目が開く主な原因
壁紙の継ぎ目が開く原因はいくつかありますが、現場でよく見るのは「乾燥による縮み」「経年劣化」「下地の動きや状態」の3つです。
特に冬場など室内が乾燥する時期は、壁紙がわずかに縮んで継ぎ目が目立ってくることがあります。
乾燥による壁紙の縮み
室内が乾燥すると、壁紙や下地がわずかに収縮して、継ぎ目が開いて見えることがあります。特に暖房を使う冬場は乾燥しやすく、ジョイント部分が目立ってくることがあります。
開きが小さい場合はジョイントコークなどで補修できますが、大きく開いてしまった継ぎ目は、補修だけでは完全に元に戻らないこともあります。
経年劣化による継ぎ目の開き
壁紙は年数が経つにつれて、乾燥や湿気の影響を繰り返し受けます。そのため、少しずつ縮んだり、接着力が弱くなったりして、継ぎ目が開いてくることがあります。
特に水気のある場所では、継ぎ目や壁紙の端からめくれてくることもあります。反対に乾燥しやすい場所では、壁紙が縮んで継ぎ目が目立つことがあります。
このような経年劣化による軽い開きであれば補修できる場合もありますが、何度補修しても同じ場所が開く場合は、下地に原因がないか確認した方がいいでしょう。
下地が原因で継ぎ目が開くケース
何度補修しても同じ場所の継ぎ目が開いてしまう場合は、壁紙そのものではなく、下地に原因があることがあります。
例えば、石膏ボードの表面が傷んでいたり、下地の継ぎ目が動いていたりすると、表面だけを補修しても再び同じ場所が開いてくることがあります。
モルタル下地の場合も、下地の状態や湿気などが影響して壁紙が剥がれたり、継ぎ目が開いたりすることがあります。
このような場合は、コークなどで表面だけを直すのではなく、一度壁紙を剥がして下地の状態を確認し、必要に応じて下地処理をしてから貼り直すことが大切です。
軽い継ぎ目の開きなら補修できる場合もある
経年劣化や乾燥による軽い開きであれば、ジョイントコークなどを使って目立ちにくくできる場合があります。
ただし、コークを入れすぎると遠目で見たときに筋のように見えて、かえって補修跡が目立ってしまうことがあります。
そのため、コークを入れた後は、水で固く絞ったスポンジなどで余分なコークを拭き取りながら、できるだけ壁紙になじませるように仕上げます。
継ぎ目が大きく開いてしまっている場合は、コークだけではきれいに元へ戻らないこともあります。
何度補修しても開く場合は貼り替えも検討する
一度補修してきれいになっても、しばらくすると同じ場所が開いてくる場合は注意が必要です。
特に、石膏ボードが傷んでいたり、下地そのものが動いていたりする場合は、壁紙だけを直しても根本的な解決にはなりません。
状態によっては、傷んだボードの補修や張り替え、モルタル面の下地処理などを行ってから壁紙を貼り直す必要があります。
何度も同じ場所を補修するよりも、まず「なぜここが開くのか」を確認することが大切です。
まとめ|壁紙の継ぎ目は原因を見てから補修する
壁紙の継ぎ目が開く原因には、乾燥による縮みや経年劣化、湿気、下地の状態などがあります。
軽い開きであれば補修で目立ちにくくできることもありますが、何度直しても同じ場所が開く場合は、下地に原因がないか確認した方がいいでしょう。
壁紙の表面だけを見て判断するのではなく、開いている場所や状態を確認して、補修で済むのか、下地処理や貼り替えが必要なのかを判断することが大切です。

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